直観に従ったら、うまくいった、いいことが起きた???
直観に従ったら、うまくいった、いいことが起きた。
この世界の夢から目覚めていくことを本当に望んでいるのならば、上記のような言葉に騙されないようにする必要があります。
もっと言えば、そのような考え方に疑問を抱くべきです。
というのも、「いいことが起きた、良くないことが起きた」といったジャッジメント(価値判断)をして見ているかぎり、目覚めた者の見方とは真逆な見方を呈しているからです。
ジャッジメントするということは、そこには「これは良いこと、これは良くないこと」という価値判断の基準なるものがあるということです。
そうであるかぎり、私たちは二元性の幻想(夢)からけっして目覚めることはないということを知っておきましょう。
真理からするならば、良いも悪いもなく、すべてがただ起きることが起きているだけなのです。
そのようなことを教えてくれる内なる直観こそが「叡智」と呼ばれているものであり、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)では、それを聖霊のガイダンスと呼んでいるということです。
価値判断なしに、あるがままに見る。
それが私たちがしていく訓練であり、そのような知覚を修得していくことが私たちに求められているわけです。
そのことをわきまえて徹底的に実践(訓練)を重ねていくとき、私たちはすべて最善のことが起きているということを理解するようになるでしょう。
もはや価値判断すら必要ないとなります。
そうなるなら、すべてを明け渡すことができるようになっていきますし、ゆだねていくことができるようになっていきます。
それこそが真の自由であり、そこにこそ真の平安と幸せがあるのだということを知っておきましょう。
それは一歩一歩ずつしか学ばれていかない地道な霊性の道ではあります。
でも、それと同時に、霊的成長あるいは覚醒においてかなり有益、確実、安全な霊性の道だと言うことができるでしょう。
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